全日本カート選手権西地域第2戦
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猪名川サーキット(2006.06.11)
天候 くもりのち晴れ 気温18℃~25℃
FAクラス 服部竜也選手 (birel pacific)
昨年は東地域でICAクラス参戦
今回は西地域でのスポット参戦。
公式練習15分・計時予選10分・予選ヒート15周・決勝ヒート28周
計時予選は10分あるが、各車開始3分すぎまで誰もコースインせず。
タイヤを温存するのに余計な周回をしない為、
また前車に引張ってもらってタイムの出し易い状況を作る為だ。
1台がコースインすると堰を切ったように次々とアタック開始。
服部選手は公式練習の結果でタイムが上位なのは分かっていた為、
無理に他者のスリップストリームにつくことなくアタック。
タイヤを温め、ポジションを決めて、
4LAP目で最速タイムをマーク。
予選ヒートのポールポジションをゲット!!
予選ヒートはスタート直後の1コーナーで多重クラッシュ発生!!
中段からスタートした選手が5台ほど巻き込まれ
ストップする波乱の幕開け。
しかし上位からスタートした選手は無事オープニングラップをクリア。
服部選手は除々に後続を引き離し2番手以降との差は安全圏。
と、思われたが、ラスト4周。ストレートで振返り、
チャンバーのあたりをチェックしている。同時にペースダウン。
「キャブか?エンジンか?」
エンジンチューナー西嶋氏の心中やいかに!
瞬く間に2番手との差が無くなるものの、
なんとか耐え切り決勝ヒートのポールポジション獲得!!
原因はラジエターポンプ(ベルト)のトラブルで水温が下がらなかったとのこと。
ピットではメカニックが「胃がいたーい」状態。
やはりドライバー以外にもプレッシャーがかかる。
ボルト一つを締めるにも慎重に。
決勝ヒートはローリングでセカンドロースタートの選手が止まってしまい、
リスタートとなるが、隊列復帰できず、
服部選手にとっては少しは楽な展開になるかと思われたが、
スタートでトップをキープするも、序盤は後続を離すことは出来ず、
先頭から4台で隊列をつくりレースを進める。
服部選手は一度トップを奪われたものの、
次の周回ではトップを奪い返す走り。
一観戦者としては危なげなく感じた。
制動距離が短く、コーナリングスピードが速い!
トップグループでは、周回数が多い為か、
終盤まで無理なパッシングをすることは無かったように見えたが、
ラスト3LAPで4番手が3番手にしかけ、ポジションUPするが、
パッシング後ブロックしたために、ペースダウン。
1・2番手との差が開いてしまう。
トップ争いは2台になる。
服部選手はその後トップを守りきり、
ガッツポーズでチェッカーを受けた。
メカニックも胃痛から無事開放!
他のワークスチームや選手からも祝福を受け
うれしそうな服部選手・birel pacificチームでした。
服部選手は今後、ヨーロッパ選手権を戦う模様。
今後の活躍にも期待です。
<report きん太郎>
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